水道関連書籍を寄贈いただきました

水道関連書籍の寄贈について

 企業局OBの金城義信様から、水道関連書籍約900冊を寄贈いただきました。
 いただいた書籍は、水道界の変遷や企業局の事業の経緯をたどる上で歴史的に貴重な資料です。
 企業局では、いただいた書籍を石川浄水場に保管し、今後の事業運営等に活用したいと考えています。
  

金城義信氏について

 金城様は本土復帰前の在沖米軍水道局に採用され、琉球水道公社から沖縄県企業局と長い年月にわたり、沖縄県の水道の発展にご尽力された方です。
 また、企業局を定年退職後も水道界で全国的にご活躍され、これまで、水道に関する多数の論文や著書を執筆し、多くの表彰を受けています。
 企業局勤務時代に渇水で苦労された経験から、雨乞いカエルも多数収集しており、収集した雨乞いカエルの大部分を東村立 山と水の生活博物館に寄贈しています。

感謝状贈呈式の開催

 金城様から書籍の寄贈を受け、企業局では令和5年5月29日(月)に感謝状贈呈式を行い、松田企業局長から金城様へ謝意を伝えました。また、金城様から企業局長へ自身の著書『沖縄県の水道-その歴史と技術の変遷-』の寄贈がありました。
 懇談の場では、企業局勤務時代に渇水や断水で大変苦労されたというお話がありました。昭和57年の326日に及ぶ断水が行われた時は、断水を回避するため11回の人工降雨作戦を行い、本土からタンカーで水を輸送する検討などを行ったとのことです。
 また、安定的に水を確保するため海水淡水化施設の導入を長年検討し、定年退職の年に海水淡水化センター(施設能力4万m3/日)の1万m3の施設が稼働を開始したことが思い出深いなどのお話がありました。
 雨乞いカエルの収集は、渇水対策で忙しい時期に先輩が3匹のカエルを金城氏のデスクに置いたことから始まったそうです。ご自分で集めたものより、渇水対策を応援する輪が広がり、集まってきたカエルが多いとのことでした。
 
 
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