水道水の安全性について

 北谷浄水場において、有機フッ素化合物の一種であるPFOSと呼ばれる物質が検出されたことについて、県民の皆様が水道水の安全性に対して不安に思われているとのことですので、我々企業局が供給する水道水の安全性について述べさせていただきます。

 有機フッ素化合物とは、炭素―フッ素結合を持つ有機化合物の総称で、いくつかの種類がございます。今般、企業局が問題視しているのは、この有機フッ素化合物のうちPFOSと呼ばれる物です。これは様々な用途に広く利用されてまいりましたが、生物への蓄積性が見られるということで、平成21年に「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」で製造・使用・輸出入が制限されています。また、我が国においても平成22年に、「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」において、第一種特定化学物質に指定され、ある特定の用途以外での製造・使用・輸入が禁止されました。

 企業局では、PFOSに関する情報収集に努めながら水質検査体制を整え、平成26年2月以降、独自に調査を進めてまいりました。
 その結果、PFOSが企業局の北谷浄水場の水源である比謝川や嘉手納井戸群において、他水源と比較して高濃度で検出され、浄水からも最大で80ng/L、平均で30ng/Lが検出されました。これは、企業局の他の浄水場が1ng/L以下であること、また全国の浄水場と比較しても数倍の値となっており、高い状況となっていることから対応を検討してきたところです。
 ※1ナノグラムは10億分の1グラム

 PFOSの毒性、人体への影響については、まだ明確になっておらず、日本の水道水質基準には設定が無く、要検討項目に留まっています。海外では、アメリカでは暫定健康勧告値として200ng/L以下、ドイツでは健康関連指針値として300ng/L以下が、生涯にわたり毎日摂取しても健康上感知できるようなリスクを生じない量として設定されています。
 
  • アメリカ:体重10kgの子供が毎日1Lの水を飲用 ・・・ 200ng/L
  • ドイツ :体重70kgの大人が毎日2Lの水を飲用 ・・・ 300ng/L

 アメリカ、ドイツの基準値と比較して、北谷浄水場の最大80ng/L、平均30ng/Lという検出結果は、十分低い濃度となっています。
 しかしながら、より安全を期し北谷浄水場のPFOS濃度の低減のため以下の対策を講じます。
 
  1. PFOS濃度の高い中部河川からの取水量を低く抑える。
  2. 北谷浄水場にPFOS吸着効果のある活性炭を導入する。
  3. PFOS発生源と思われる嘉手納基地での使用中止または環境対策の申し入れ。

   以上のように、より安全な水道水の供給に努めてまいりますので、安心して水道水を利用していただきたいと思います。

 ※企業局では、PFOSに関する検査結果を随時ホームページで公開しています。
 
お問い合わせ
配水管理課(配水班)
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2
TEL: 098-866-2810
FAX: 098-866-2811
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