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第5回 沖縄の水 デジタルフォトコンテスト

入賞作品

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最優秀賞

「命の水辺」 sumao

「命の水辺」 sumao

応募者コメント

 リュウキュウベニイトトンボの産卵。すべての命をささえる水を再確認する旬間です。

講評(審査委員 安里 盛昭)

 最近はこのように水草の繁茂するきれいな水辺が少なくなりました。それと共にめだかや鮒、ヤゴの生息場がなくなってきたということでしょう。
 この写真をみると、作者が「すべての命をささえる水を再確認する旬間です」と、言っているように、済んだ水の中に生きる赤い藻の色とトンボの赤がとても調和よくみえてまとまった、シンメタリックなネイチャーフォトに仕上がっています。

優秀賞

「路地裏」 明野 ジョシュア 武

「路地裏」 明野 ジョシュア 武

応募者コメント

 国際通りでの撮影会中にいきなり大雨が降ってきました。ふと路地を見たら、女の人が雨宿りしていたので撮りました。看板、女の人の服がカラフルで暗い雨の日に映えていたので思わずシャッターを切りました。

講評(審査委員 山田 祥包)

 時には命をも脅かし行く手をさえぎる恵みの雨。通り雨を願う人間との無言の対話が聞こえてくるようで面白い。半ば覚悟を決めた末のタバコの煙さえ存在を許されない状況が、環境破壊への皮肉に見えてさらに面白さを引き立てている。色が鈍る悪天候の撮影で、選んだ被写体のケミカルな鮮やかさが更に雰囲気を盛り上げている 。

「水際に立つ」高野 大

「水際に立つ」高野 大

応募者コメント

 雀がくるのを待って撮りました。

講評(審査委員 花城 勝子)

 青い空が映り込んだ水飲み場の水道の蛇口に止まる愛らしい雀。偶然にも雀と台座のセメントの色が同色のため、青色の水道管が目立っていて良いですね。
 誰が水を飲んだ後でしょうか。よく見ると、僅かに水が残っていて水滴も写っています。雀はすでに水を飲み終えて一休みというところでしょうか。 背景のボケが主題を引き立てています。生物は命の水を得るのも大変なのですね。   審査員の評価は高く、最優秀賞候補でした。次回に期待します 。

「Growth(成長)」 伊敷 喬

「Growth(成長)」 伊敷 喬

応募者コメント

 植物の生長には欠かせない水。その水と植物のつながりを表現してみました。

講評(審査委員 喜名 朝駿)

 雨の後でしょうか散水の後でしょうか、子ゴーヤの花に着いた水滴が印象的で、生命力が感じられます。水滴の写真はよく出品されますが、被写体に沖縄を代表する健康食品のゴーヤを選んだところが成功しています。成長と健康を願う気持ちが伝わってきます。バックのぼかしも大変効果的で、左側のくるくる巻いたつるが画面に味をつけています。
 欲を言えば、ゴーヤを真ん中ではなく、少し右側(つまりカメラのレンズを少し左に動かす)に寄せれば構図的にもバッチリです。

佳作

「幻のナーラ滝」当真 嗣和

「幻のナーラ滝」当真 嗣和

応募者コメント

 西表島の白浜港から仲良川のマングローブ林をカヤックで2時間漕いで、30分のトレッキングで幻のナーラの滝が現れる。滝は、滝壺は広く豪快で神秘的でした。

講評(審査委員 花城 勝子)

 ナーラの滝までいくには、カヤックを2時間漕いで、更に30分のトレッキングを要するとのことです。立派な滝の前でジャンプで記念撮影。やっとたどり着いた滝への感動が伝わってきます。
 若者達のさわやかな表情が良い。自然の恵みの水は心を癒す元気の素。ナーラの滝がいつまでも水量豊かで、多くの人に元気を与えて欲しいものです 。

「繋ぐ命」大山 玲子

「繋ぐ命」大山 玲子

応募者コメント

 水辺で愛を営むイトトンボのカップルしかし、その体を支えているのは命を終えた別のトンボの羽根の欠片輪廻する命の繋がりを感じました。

講評(審査委員 山田 祥包)

 繁殖期を迎えた最後の鮮やかさは悲しいほどに美しい。故郷へ哀悼の気持ちを表すかのような水面ギリギリのホバリング飛行の空気感、緊張感を捉えた見事なカメラワーク。被写界深度を駆使しした結果、後方のトンボに動きが加わり双方の緊迫感が引き立て合っている。人間なんか足下にも及ばない、水への恩恵を感じる。

「もしも~し」後小橋川 貢

「もしも~し」後小橋川 貢

講評(審査委員 喜名 朝駿)

 なかなか無いシャッターチャンスを見事にとらえています。池の端で黒鳥とアヒル、それに鯉が何やらユンタクをしていますよ、童話の世界ですね。黒・白・赤の色の組み合わせも面白く、画面がシンプルで見やすいので内容が分かりやすくなっています。また水面のキラキラがシンプルな画面に味をつけています。アヒルの「ガァーガァー(もしも~し)」という声がきこえてくるようです。

「再生」長堂 とみえ

「再生」長堂 とみえ

講評(審査委員 山田 祥包)

 雲一つない青空の下で廃屋を解体する鮮やかなオレンジ色の重機、むき出しになった鉄筋と砕かれたコンクリートとのコントラストが新鮮。被写体の構図バランスも良く現場のスケール感がリアルに感じ取れる。有害な粉塵と焼け焦げた記憶が静まり、浄化されるような次世代交響曲が、放水の疾走感と共に聴こえてくるようだ。

「間一髪」米田 善治

「間一髪」米田 善治

講評(審査委員 花城 勝子)

 ゲームでしょうか。水の使い方にもいろいろあるのですね。
 この写真の良さは、旬間撮影に成功していることです。顔の表情、手の表情、飛び散る水、袋の位置と分量等、画面構成が良い。シャッターのタイムラグを考慮し、瞬時にシャッターボタンに指が反応した撮影技術は素晴らしいです 。

入賞

「いい湯だな~♪」当真 嗣和

「いい湯だな~♪」
当真 嗣和

サンセットビーチの前にある無料の足湯で海水浴帰りの家族でいっぱいです。

「恵みの水」sumao

「恵みの水」
sumao

牧場の散水風景。いくつものスプリンクラが虹を描き大地が喜んでいるように見えました。

「雨あがりの朝」sumao

「雨あがりの朝」
sumao

「雫ロード」非公表

「雫ロード」
非公表

「ちょ~~、楽しいぃぃぃ!!」久貝 仁巳

「ちょ~~、楽しいぃぃぃ!!」
久貝 仁巳

最初は服を着て噴水と遊んでいたのですが、だんだん楽しくなってきて、最後には真っ裸になってしまいました。全裸になっても微笑ましいのは、子どもの特権ですね(笑)。

「真夏日」後小橋川 貢

「真夏日」
後小橋川 貢

「貝」黒羊

「貝」
黒羊

こんなカタチのプールがあったら楽しいだろうに。

「夏のお嬢様たち」山城 舞

「夏のお嬢様たち」
山城 舞

「しかえし」仲座 楓

「しかえし」
仲座 楓

水の動きがおもしろくて、組写真にして作品にしてみました。

「あめんぼー」高野 大

「あめんぼー」
高野 大

「ジャーニー家族」米田 善治

「ジャーニー家族」
米田 善治

「清らかな水」外間 はるひ

「清らかな水」
外間 はるひ

綺麗な水は手だけではなく心も清らかになるような気がしてきます。心に清らかさや安らぎを与えてくれる水を写真の中に収めてみました。

「自然の冷蔵庫」渡慶次 まりこ

「自然の冷蔵庫」
渡慶次 まりこ

湧き水がとても澄んでいて、冷たかったのでスイカを冷やしているところを撮りました。

「グラスの中のひなたぼっこ」又吉 将博

「グラスの中のひなたぼっこ」
又吉 将博

その日はとても晴れていたので、家で飼っている魚と一緒に庭でひなたぼっこしていました。グラスの中で魚が気持ちよさそうに泳いでいたので、思わず写真を撮りました。

「小さな命達」根間 智恵美

「小さな命達」
根間 智恵美

水に生かされている小さな命達。私たちもこの生き物と同じ水なしでは決して生きてはいけない。水を大切に思い、水と共存して生きていこうと思いながらシャッターを切りました。

特別賞

高校生部門
「夏、真っ盛り」 松堂 桃子

「夏、真っ盛り」 松堂 桃子

応募者コメント

 青い空と海、白い砂浜、おじいちゃんが、孫を思いやる優しいまなざし、暖かい一枚が撮れました。

講評(審査委員)

 ぱっと目に飛び込んでくるのは、なんとも言えない男の子の笑顔。見る人に幸せを感じさせる作品です。低いアングルでしかもすぐ近くから撮られているので顔の表情がよくわかります。バックの空と海の色がきれいで、小さな波が画面に動きを与えています。夏真っ盛りですが、すがすがしく感じられます。男の子とお母さん?の間隔がもう少し空いていればもっとよかったと思います。

中学生部門
「美術室の風景」島袋 清乃

「美術室の風景」島袋 清乃

講評(審査委員 金城 敏樹)

 一見して大きな水槽かと思わせる低いアングルから画面いっぱいに手洗い台をとらえる構図は、実に大胆である。
 今日の役目を終えた水道の蛇口を、奥は実態を手前はわずかに残った水面に映ったものを写し込み、暮れていく窓からの光を受けて静けさを取り戻していく情景は、つい先までにぎやかだった美術室を想像させる作品である 。

小学生部門

該当なし

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