⑤ 給水制限(断水)の歴史

   

 今では蛇口をひねれば、いつでも当たり前に出てくる水ですが、以前は、毎年のように渇水に見舞われ、平成6年までに延べ1130日間に及ぶ給水制限(断水)が行われました。沖縄の住宅の屋根の上には、貯水タンクがよく見られますが、以前の沖縄が慢性的な水不足であったことを物語っています。

 本土復帰後において、記憶に新しい大渇水は1981年(昭和56年)から実施された326日間にわたる給水制限で、これは日本の上水道では最も長い日数です。企業局では、米軍基地内のダムから取水するため、取水ポンプ場や水道管の工事を行ったり、沖縄気象台と自衛隊の協力により人口降雨作戦を行いました。1982年(昭和57年)6月からの豪雨により、ようやく水事情が回復し、給水制限は全面解除となりました。

 
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